生首に聞いてみろ

まだまだ読み始めたばかりの小説です。法月綸太郎さんという日本のミステリ界ではトップクラスの方で、小説に出て来る探偵の名前も同名の法月綸太郎。コンビのお父さんは警察官。シリーズもので結構数も出てます。法月さんはエラリークイーンが大好きでこの設定もクイーンから頂いたもの。なのでクイーンの小説もやはりエラリー親子ものでシリーズがいっぱいあって有名なのは何と言っても「国名シリーズ」私はチョコチョコと読みましたが面白いです。この親子結構笑えるんだ(笑)お父さんがボケで息子がツッコミか。息子いなかったらお父さんとっくに降格だよな(笑)さて、そっちはおいといて法月さんの方。この「生首に聞いてみろ」は「このミステリーがすごい」で第1位。まだハード本だから普段の私だったら手を出さないんだけど(苦笑)この「生首に聞いてみろ」って凄いタイトルだよね!これだけで読みたくて。法月さんだったらはずれもないし。この方も素晴らしい文才ですね。島田荘司の次ぎにいいかも。っかこの2人くらいか?(苦笑)そんな沢山の人を読んでる訳ではないけどこのお2人方は読む人の為に書いてると思うし、読みやすい。読みやすいからって難しくしてないって訳ではなくちゃんと説明してるんだよね。「コレくらい理解してんだろ」っていうのがない。頭の良い人が書く文も面白いんだけどさぁ、自分の中で当たり前の事は書かないんだもの。自分だけで理解してる所がある。それで「頭いいだろ」っていう文章を書く。これを「面白い」と思う人はこれを理解してる=自分も頭いいんだなんて思ったりして。そういうのないですか?私はこういうの、あんま好きではない。判らない人バカにしてる様でね。判る人だけ賛同してくれればいいっていうのも片寄ってると思うんだけど。けどまぁそれはそれでいいのかな。こういうのはどっちかと言うと「芸術」の部類かもしれない。
この本は電車の中だけで読むようにしてます。だって面白いからすぐ終っちゃうの目に見えてるっ!楽しみはじっくりと浸りましょう。だってこれ1800円もしたのよっ!!(セコイ笑)