最後のエマ

久し振りにマンガのお話。
TVではオリジナルのエンディングで、原作ではぼやけた様な終わりだったんですが(笑)実はちゃんとは終わってなかったらしい。エマたち(主人公)以外の読みきり?がずっと続いていたようなんで読まなかったんですが今日、本屋にいったら「最終巻」と銘打って発売されていてつい、買ってしまいました。
このマンガは19世紀末、ヴィクトリア王朝の時代のお話で貴族のウィリアムとメイドのエマのラヴロマンスなんです。「身分」というのはこの時代とても大きくてそれこそ貴族とメイドが恋愛をするなんてありえない、っていう時代。今じゃ考えられませんよねー。
ただ好きだっていうんではなくて、周りの人達や世間的な事やこの時代の常識などの中、2人はどう乗り越えていくかー・・結構考えさせられるストーリーです。そのあたりの人間模様は今とあまり変わらないじゃないかなと思う。「住んでる世界が違う」っていうのは時々私も感じたりする人がいます。そのパターンは色々あるんだけれどもね。
まぁそんなマンガなんですがこの最終巻でついに結婚式をあげました。いやー。またマニアックな話ですが絵の線が変わったなー。細く細かくそしてストーリーもそうからかもしれないが大人っぽいタッチになった。素晴らしい作者。
話も最後よかった。ライヴみたいだった。こんなだったら結婚式してもいいと初めて思った。
良かったら読んでみて下さい。お勧めです「エマ」