昨日のS&G

いつもだったらさっさとレポを上げるんですけど今回はここで。何故かというとレポに上げるほど書けないから(苦笑)

昨日の私の席はアリーナの真ん中くらい、ちょい左側。仕事終えて駆けつけたので開演ギリギリ。ちょーど私の席だけぽっかり開いてて回りがみんな年配のおじさんばっかりで一瞬動揺してしまったU異端児だったかなぁUこれでもS&G歴は長いつもりですよ。ステージは肉眼で見えるかな〜くらい。始まるまでもうドキドキでした。7時を少し回った時、会場が暗くなってステージのスクリーンに二人の映像が。アルバムのような感じで若い頃のお二人が写っていました。そしていよいよサイモンとガーファンクルが登場!ポールは黒に赤?のシャツ、ガーファンクルは白のシャツにベスト・・トレードマークそのもの。笑っちゃうくらいサイモンとガーファンクル。今、目の前に二人がいる。私はこの時をどんなに待ったか。
始めは二人、ポールがギターを抱え、歌い出したのは「OLD FRIENDS/BOOKENDS」二人の声を聴いた瞬間、涙でステージがよく見えなくなってしまって。そんな事したら損してしまう(笑)この感情は止められません。しかし正直声が年を感じさせましたねぇUやっぱり68歳。だからといって素晴らしくないはずがありません。私の中ではS&Gと言えばギターのマーティン。このマーティンのギターは独特な音でシャラーンとした鈴のような音色。なので基本的にはきっと使いづらいギターだと思います。持ってる人あまり知らないですし(私が知らないだけだろうが)ポールのギターはこれだったと思いますけど何か手を入れてるのでしょうか?ボディのふちやペグ(弦を調節する所)がやけに光り輝いていて。あ、ちなみに12弦でした。
そしてバンドが入り「冬の散歩道」これ大スキーーー!!!この曲は昔「人間失格」というkink二人がやった話題のドラマで使われた曲。94年。この時S&Gも流行りましたが私的には何を今更的にと、半分怒ってましたが(笑)この時にファンになった人も多いと思います。
「〜SHADE OF WINTER!」またこのフレーズに涙なみだ。最高にかっこいい1曲です。そして「I AM A ROCK」「アメリカ」もうこれで終わってしまうんじゃないかと思うほどあまりにも有名であまりにも名曲です。「To Look For America〜」の所がもの凄く好きです。何かちょっとマイナーというか・・上手く言えないのですがUそしてMC・・「キャシーの歌」は先か後か(笑)
「コンニチワ!」ガーファンクルが日本語で挨拶します。でもその後は英語です。何言ってるか判らないのがひじょーに残念なのですが自分の紹介と「僕の友達(親友)のポールサイモンです」って言ってたのは判った。何かそれがとてつもなく嬉しくてまた泣けた。ガーファンクルが「ジュウイッサイ」とかなんとか指を立てて説明していたのですが二人の出会いかな?うーホントに判らん(苦笑)
次は「ヘイ・スクール・ガール」これはトム&ジェリーの時のナンバー。ガーファンクルがフェイバリットソングって言ってませんでした?これはまたファン泣かせな1曲です。そして「ビーバップ・ルーラ」「スカボローフェア」「早く家へ帰りたい」私が聴きたい、聴きたいと思っていた曲ばかりやってくれて本当にヤバかったっ!!始めに思っていた声の事も全然気にならなくなって、いやむしろ昔のまんまかと思えるほどの勢いで。どったからそんな声が出るんだと不思議なくらいだ。さっき多くいたと言ったバックバンドですがこれまた面白くてね〜いい楽器使ってるんですよ。結構ひっかえ取っ替え使ってたし、HORNもあったしアコーディオンやUFOみたいなシンバルのちっちゃいの??ピアノはグランドピアノが入っていたんですよ。JOURNEY思い出す・・(笑)日本でクラシック。JAZZ意外でステージにグランドビアのってあまりないと思いますが(やっぱり私が知らないだけかもしれませんが)
そしてステージが一旦暗くなりステージの真ん中のスクリーンに映像が。映画「卒業」です。結婚式で花嫁をさらっていく。これが有名な作品です。ダイティン・ホフマン若っかーい!!!(笑)私はS&Gの影響でもちろん観ましたよ。随分前ですが。ベンジャミンを誘惑するミセス・ロビンソン。そう。この「ミセス・ロビンソン
この曲にもの凄いハマって1番聴いた曲です。最初のイントロのギターの音がインパクトあって。今聴いても凄いと思う。
「スリップ・スライディン・アウェイ」から「コンドルは飛んで行く」コンドルは飛んで行くは知らない人いないでしょう。S&Gの曲ではありませんが彼らの曲だと言ってもいいくらい彼らで有名だと思う。この時バックが見た事ないような楽器を使ってました。本体があるんだけど・・手が浮いてる?!何か弦があるんですか・・よく判らないUケーナ(笛)?を吹いてた人・・ギター弾いてた人だと思うんだけどこの人なんでもやる(笑)チェロもこの人だったような気がする。
そしてこの後、ポールがひっこんでしまった。何やるのかと思ったらなんとソロ。実は私、自慢じゃないけどそれぞれのソロは全く聴いた事がない!!!他のアーティストもそうなんですが基本、バンドで好きになったグループはソロは聴かないんです。そのバンドが好きだから。解散しちゃったとかそういうのはまた別なんですけどね・・
私、全く判らなかったUもうこれ予想外。でもここにいるファンは殆どの人が知ってて聴けるとは思ってなかったと思うのでこれまた最高だったと思います。印象的だったのはポール。ポールは結構ROCKですね。「シューズにダイヤモンド」という曲(他から抜粋)の時、ポールが自分の靴を差して歌ってました。ポールは歌っている時は手をひらひらさせる仕草をしていて。挨拶は合唱してました。いやーポールかわいい。68歳の人に向かって(笑)ガーファンクルは優しそうな雰囲気が漂っていたなぁ。ポールにも気を使っていたし。ずっと「友達のポール」って言ってたし。
で。戻ってS&Gの曲に「ニューヨークの少年」これねー歌詞がいいんですよ。この曲を作った時、ガーファンクルは映画に出ててよくスタジオを開けていたそうなんです。「トム、飛行機に乗り遅れるよ 心配ないさ きみならきっとうまくやれる 僕はここさ ニューヨークでたった独り生きてる僕なのさ」トムとはトム&ジェリー、つまりガーファンクルをさしているんです。寂しかったのかなぁって(笑)そして「マイ・リトル・タウン」ピアノの低ーいイントロが印象的。そしてピアノの曲といえば。イントロでもう泣ける。「明日に架ける橋」S&G、これを聴かずしてなんとやら。サビで大きく響き渡る二人の声のなんと素晴らしい事。これをこうして聴く事が出来る事に感謝。言葉もありません。オーディエンスも立ち上がって大拍手。これで二人はステージから去っていきました。それからアンコール。彼ら二人のスタートとも言える曲「THE SOUND OF SILENCE」
そしてむき出しのライトの中に僕はみた 1万人 いやもっと多くの人々 彼らは言葉もなく話し 耳を傾けることなく聞いていた
歌詞そのものが今、ここにあるようでした。
「THE BOXER」これも最高の名曲。私はALFEEバージョンでよく聴きました。レコードには「ドーンと大砲の音がはいってるんですがこれ本物と聞いてます。もちろんステージではなかったですが(笑)
そしてWアンコール!「木の葉は緑」そして「いとしのセシリア」スタンドに座ってるオーディエンスの手拍子が広いからずれて聞こえてきて。凄いなぁと思った。セシリアも大好きで聴いたなぁ。
大体2時間弱。あっという間のコンサートでした。もう嬉しすぎて感無量。
さっきも言いましたが思ったよりサポートメンバーが入っていたんですがやっぱりポールとガーファンクル、ギター1本で二人で歌う姿が1番最高でした。曲もね、コンサートがあるにもかかわらず全然予習せず。いかんなと思ってたんだけど逆に懐かしくてよく聴いていたから余計涙腺ゆるんだんでしょう。
また来週、しかも今度は武道館!!また泣くんだろうなぁ(苦笑)