41本目〜Team申「狭き門より入れ」

お芝居久し振りです。お芝居は蔵之介さんしか行かないからなぁ。
今回のTeam申はいつもの二人芝居ではなく、六人と大勢。メンバーには去年大河ドラマで活躍した市川亀治郎さん、私の好きなマンガ家さんのドラマで主役をやっていた中尾明慶くん、他に有川マコトさん、手塚とおるさん、浅野和之さん。
いつも思うんだけどタイトルが難しそうなタイトルで考えさせられるんだけど、中身はそんな固いんでもないんだよね。今回もストーリーはSF。少しネタばれになってしまいますがU客席に入った時舞台がコンビニのセットになってて一瞬普通に売店かと思ってしまった(笑)このコンビニのセットに「狭き門より入れ」とどう繋がってくるのか・・凄い発想だなぁ。
世界を「更新」する為新しい世界を創る・・もう1つの世界。その行き来する事の出来る「門」そこは「今の世界」に合わせた出入り口。ただそこの門番「柱」は門を閉める役目があるため、新しい世界には行けない。古い世界は後3年で破滅する。「柱」の役をしていた父親は・・残された弟と兄。「柱」の家族は無条件で新しい世界に行く事が出来る。
「世の中が結構な犠牲の上に立っていることを忘れたくない」
蔵之介さん、天野の言葉です。この正義感、自分は果たして持てるだろうか・・・
コミカル的な所も凄く多くてかなり笑いました。あのテンポは舞台独特だと思うんだけど(お芝居だからね)滑らかです。亀治郎さんって「キャキャキャッ」って笑ってる(笑)蔵ちゃんも身体はって演技してるし中尾くんに負けず劣らずのハイな動きしてました。浅野さんと手塚さんは雰囲気が役にぴったりで(失礼かもしれませんが)アニメのキャラクターくらいぴったりだったよ。彼ら二人の違う姿のお芝居も見てみたい。きっと全然違うんだろうな。
ホンをかいている前川知大さんもほんっとに素晴らしい発想を持っている。やっているものは違うけれど同じようにアイディアを生み出すクリエイターとして尊敬する。蔵ちゃん目当てで見には行っていますがいつも1番ここに感心する。
そうそうそれと、もう1つ。お話で「移動」を表す時、セットが歪むんですね。セットは本物なので実際は揺れてはいなくて照明でその効果を出しているんだけれど・・ホントにね、「歪んで」いるように見えるのよ!あれは凄いと思った。目の錯覚なんだけど・・もうびっくり。こういうまた「アイディア」がね、ホント・・素晴らしいです。
「舞台」ってホント凄いなー!
最高でした。