鉄腕アトム

やっと2巻出ましたね〜浦沢直樹の「PRUTO」実はPE'Zのつくしんぼも買って来て同時進行してたら音楽の方が勝ちましてこっちはまだ途中なんですが。しかしあの「鉄腕アトム」がSFサスペンスですよ!イヤ〜浦沢直樹がやっぱり凄い!!この方の発想力、想像力にはホント脱帽。上手すぎる。今までたくさんの「人間とロボットの共存」っていうストーリーはあったけどこの作品の世界が一番リアルに感じます。ちょっとネタばれになりますがこの浦沢直樹鉄腕アトムの世界はロボットと人間が共存した形になっています。でも人間の中にはロボット達を快く思わない者もかなり極度にいるのです。お前らは人間の創造物、人間と同じ様に感情を持ったり食べ物を味わったりする事が出来ない。所詮作り物なんだからという考えなんですね。でもそれってようするに「恐れ」だと思うんですよ。いつか人間が負けてしまうんじゃないかという怖さとか。支配されたら世界は終りだとか(そいえば手塚センセの方の最終回はこんなんだったけ)その前に人間としてプライドが許さないんだろうなぁ…便利さから作ったものなのに人間なんて勝手なもんですな(自分も含めて)まぁ今の世界でも肌の色が違うだ、何だかんだで人間同士対立してるくらいだもんね。そんなさぁ、「上」に立ったって何があるっていうの(スポーツとかはまた別ですよ)優越感なんて食えたもんじゃないのに。1番になったらもう下しか残ってないのよ。後は平行。何でみんな平行にならんのかね。そっちの方が生きて行くのによっぽと楽しいし楽だと思うんだけど。でもその競争感から生まれたいいものも沢山あるのは否めないけど。大体誰が「オレが1番」だと言い始めたんだろねぇ。…とまた脱線してしまいましたがUUとにかくそんな心模様がリアルだなぁと思うわけです。絶対こうなると思うもん。ここのアトム君は見かけは子供、性能は大人(どっかで聞いたセリフだな笑)でまた観察力が探偵なみなんですわ(笑)まだまだ始ったばかりでかなり先は長いと思うんですがこればじっくり腰を据えて読んでいこうと思います。殺人事件をおう鉄腕アトム。こう書くと凄くない?