都筑大尉やソフィのように

朝起きたら下半身が結構な筋肉痛になってましたUあと2日くらい残っていそうだ…。さて今日は今読んでいるダヴィンチ・コードの続きを買いに行ったら面白そうなマンガがあったのでつい、買ってしまいました。全2巻だし1巻立ち読みしたし(おい)。前に話した事のある「JIN-仁」を描いている村上もとかさんの「メロドラマ」。一応恋愛ものではあるんですけど時代が192.30年頃のものなのでこの頃の歴史情景が描かれていてそこが面白い。今話題になっている藤田嗣治が出てきたりして。私この人どーもGAMOさんに見えてしょうがない(苦笑)似てないとは思うんですけどどーもあの髪型とひげとかがねU人柄もかなり変わった人だったらしいんですがやはり絵の才能はこの時代の異国なのに絶大な評価を受けていたみたいです。あとココ・シャネルとかも出てきましたよ。さてこの本の主役は都筑慎太郎。フランス・パリに駐在員としてきた陸軍大尉。それとお相手は伯爵家の令嬢のソフィ。それから親友の画家、今(こん)広美。この3人が中心で展開していくんですけど主人公は日本のしかも軍人だし恋人は伯爵令嬢だし、それゃ色々あるよね。でもこの令嬢のソフィは勇気あるんですよ。そして都筑大尉はとっても真直ぐな人でねぇ。日本舞踊でケンカしたりする(笑)画家今広美はもうマンガの定番設定(ったら3人ともベタか?!)ちょいといい加減でちょいと遊び人って所でしょうか。そういえば手塚治虫の「陽だまりの樹」の伊武谷万ニ郎と手塚良庵に似てるかも。192.30年頃はそう昔ほどでもないようだと思いますが戦争がまだ日本にありましたからね…しかも都筑慎太郎は軍人だし。今は自由で何をしていいか判らないっていう人がいる中、この頃はこの「何か」をやるっていう事を考えられる程自由や事がなかったよね。だからそれに向かってやるって事は半端じゃなかっただろうなぁ…このマンガで藤田嗣治が「闘っているのは軍人だけではないんだよ」って言葉が印象的でした。でも今でもこれは現実的ですよね。私もいつか考えさせられる日がくるんだよなぁ…この都筑大尉やソフィのように自分にまっすぐな心を持てたらいいな、と思います。いいマンガでした。