ロバの耳を持つ王様は錬金師

今日は買ったマンガにちょっとこんな話が乗っていたので抜粋して調べてみました。チョ−有名な「王様の耳はロバの耳」皆さん御存じだと思いますがこれギリシャ神話だったんですよ…しかも話に前後がある。この王様はミダス王しいう小アジアフリギアという国の王様です。ある時お酒の神様に恩をうってそのお礼に何でも願い事を叶えてやるといわれミダス王は欲張り者で何よりも黄金が好きだったらしく「では手に触れるもの総べてが金になるようにして下さい」という願い事を言いました。が。言い方が悪かったんですよとにかく「総べてが金」になってしまうので食べ物も飲み物も全部金になってしまう。それゃあなた飢えます(笑)で。結局耐えられなくなって元に戻してもらったようですが。これが「前話」です。まぁロバの耳には直接関係ないんですがこういう人物だったんだよという事で。で、本筋なんですがある時アポロン(星座に出てきますね)とパーンが音楽の腕を競った時に審判役だったミダス王はアポロンの竪琴よりもパーンが使っている川岸に生えている葦(アシ)で作った楽器の方が良かったのでパーンに軍配をあげたのです。それをアポロンが怒ってしまった。「お前の耳はバカな耳だ!そんな耳はロバの耳になってしまえ!」思いっきり八つ当たりだよなぁ大人げない…で、ロバの耳になってしまったミダス王は世間からひた隠しに隠してたのですがどーしても「髪」が伸びて来る。どうして自分で切ろうとか思わなかったのか謎ですがとにかくそうなると床屋だけにはどうしてもバレます。で、その床屋が堪えきれなくなって穴掘って王様の耳はロバの耳!!って鬱憤はらしてたんですがその掘った穴から葦が生えてきて風がそよぐたびに「王様の耳はロバの耳〜」って流れたんです。何かこれ…恩を仇で返してないか?Uで、私の記憶だとこっから先は国民に笑われて終りなんだけど実際はミダス王は激怒してバラした床屋を処刑しようとしたんです。でもアポロンが自分を殺さないでロバの耳に変えただけにした事を思って床屋を処刑しなかったんですね。その心がまえは立派だ。けど事は子供のケンカ並だと思うんだけど(笑)
以上、これがミダス王にまつわるお話なんですが最初の金の下りは面白いですね。こういう物語りって現実のお話を「物語り」として揶揄して描いている事ってあるでしょ?もしかしたら錬金術は成功していて、それが実はミダス王だった…なーんてね(笑)
最後にこれを調べている時にこんなサイト発見。「日本パロディ学会」…凄いタイトルなんですけど(笑)
http://webjsp.hp.infoseek.co.jp/index.html