英雄の書、読み終わり

宮部さんの「英雄の書」読み終わりました。
今回初めて宮部さんのファンタジーを読みましたが・・何か、あんまりU
内容が理屈っぽい。1つの物事がやたら説明っぽくて先に進まない。冒険ファンタジーなのにそういうシーンがあんまりなかったし。ゲームのやりすぎかもしれないけど(笑)冒険ものってラスボスまでいくのにレベル1から初めて、いくつもの困難を乗り越えて成長して進んで行くっていうイメージがあるんだけれどこのお話はその成長の箇所が抜けてしまっている。行かなければいけない所から旅が始まってもう、最終の町?国?に着いちゃって、すぐに手がかりをつかんでラスボスを迎える・・みたいな。まぁちょっとラストはどんでん返しなのですがそれでも何かあまり。
主人公のユーリの性格や成長、周りの仲間達とのやりとりもいいとは思うけど・・理屈っぽいんだよなぁ。今の現代問題を絡めているのも大人っぽい。悪くはないと思うんだけどね。完全にファンタジーっていう感じじゃない気がする。
宮部さんの作品は今まで何が面白かったかなぁ・・やっぱり蒲生さんかなぁ・・・
あの本はどこへいったかなぁ・・・