35本目〜SIMON&GARFUNKEL

worldfamous2009-07-15

今日はこの前より、冷静に観れました(笑)
それでもまた少し、泣いてしまいましたけどねUもう、最後になってしまうのかと思うとしっかりと心に刻み付けておきたかった。
日本武道館、東京最後の公演です。
今日は1階の結構いい席でこの前よりとても良く見えました。音もこの前より俄然いい。日本ツアーで唯一、ドーム以外でやる所。音は期待大です。
そして本当に良かった。セットリストはこの前と同じだったと思うんですが・・「キャシーの歌」でアートが「My GENERATION」とか言ってたかな。彼はこの曲にとても思い入れがあるんですね。「ヘイ・スクール・ガール」「ビーバッブ・ア・ルーラ」は短いながらもとても勢いのあるROCK!とてっもかっこいい曲なんです。また「ジュウイッサ〜イ」とかやってましたけど(笑)
この前のドームの時はずっとアートがポールに「old friend」って言ってて、ポールは言ってなかったんだけどソロ終わってアートを呼ぶ時に「Art Garfunkle、old friend」って紹介しててウルッときたっ。アートは結構ポールの事なんだかんだと言ってたんだけどポールの方はあまり口を開かなかったからなぁ。嬉しかった。それから「明日に架ける橋」の時にポールがアートの肩をポンッと叩くしぐさもなんか・・感無量ーー!!
私は彼らの音楽も大好きですが、この二人の関係も好きなんですよね。結構早くに意見が合わなくて解散してしまったけれど(もう私が生まれる前にとっくに)それでもことある事に二人でやっている。やっぱりこの二人は二人あっての人生なんだと思う。

「アーティの声を聴くまでは自分で歌おうなんて思ってなかった。僕らは一緒に歌を学んだ。僕の声も悪くないって思ったよ。でもアーティの声は本当に素晴らしかった」
「二人の声と1本のギターで成り立っている。その核になっているのがポールのギター。それが僕にとってのSIMON&GARFUNKEL」

これ号泣。人を思うこの気持ちがSIMON&GARFUNKELという素晴らしい音楽を作ってくれた。私は無神論者だけどこの世に神はいると思う。この素晴らしい二人の音楽、二人に巡り会えた事に心から感謝です。
前回の来日が93年。私この時行きたいと思ってたにもかかわらず行かなかった。それから16年。16年も待ったんだよ!!しかし今回のでやっぱり、やっぱり今でもあの時のコンサートへ行くべきだったと思う。だって・・違うだろうし。それは贅沢でしょうか(苦笑)
で。
私は今回も「冬の散歩道」と「ミセス・ロビンソン」が大興奮だったんだけれども(笑)
ギター1本に二人だけの声。これはSIMON&GARFUNKELの全てだと思う。そして音楽の原点だとも思う。素晴らしいものに装飾なんてしなくていい。元が綺麗なものに余計なものはいらない。
「思い出は大切にとっておくことです」
この姿を私は一生忘れません。この時聴いた音も、声もスポットライトの中にいるたった二人を絶対忘れない。
私が出会った最高の音楽の1つ。SIMON&GARFUNKEL。感謝をいっぱいこめて、有り難う。